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大阪で働くワーママ。2017年に産まれた娘のこと。ときどき美容とコスメ。

読了「てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」

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3歳になり、何をするにも『イヤ!』が多くなり自我がどんどん強くなってきたなと感じてます。2歳の頃は、言ってみれば子供騙しがほぼ通用していて、気分を変えさせたりする事でわりと対処できていたのですが最近は手強い手強い。

こちらも余裕がなくなりイライラをぶつけてしまうこともあるし、またそれを2歳の時よりも本人がわかってしまっていそうなので、余計自己嫌悪。どう言う声がけをしたら良いのだろう...と悩んでいた時に出会ったのがこの本です。

1ページ1項目の構成がめっちゃ良い

現役の保育士でいらっしゃるてぃ先生TwitterYouTubeで発信されていた内容がまとまっていて、1ページ1項目で明日すぐ使えそうな子育てのコツが掲載されています。

「親業」のような体系だった本も好きですが、疲れている時、今すぐどうにかしたいと言う時には長い本を読み解く気力がないのでこう言う構成が本当にありがたいです。

それから、後書きで『愛情不足の親なんて1人もいない』と仰っているのがとても嬉しかった。娘の母子分離できない性格を、私の愛情が足りないのか...と少し自分を責めていたところがあったのでこう言う言葉には単純ですが、救われました。

具体的なTips満載

私が使える!と思った内容をいくつかネタバレにならない程度に書き出してみます。

ネガティブ→ポジティブ

子供は否定語を理解できない。なんでもポジティブ語に変換しよう。「〜しちゃだめ」じゃなくて「〜しようね」と言ってみる。実際「走らない!」と言うよりも「歩こうね」「もうちょっとゆっくり歩こう」という声がけの方が聞いてくれる率高いです。

子供に聞かせるための工夫

何度言っても子供がきいていないのは注目していないから。注目させてから話す。
うちの保育園では月1回避難訓練をしているんですが、その時に園内放送で「ピンポンパンポン」と音がしたら静かに注目するという事を教わっているそうなんです。これを応用して何か聞いて欲しい時には「ピンポンパンポーン」と言ってから話すと注目してくれる事が増えました。

なんで○○したの?は責められていると感じる

大人でもそうですもんね〜〜〜。会社で「なんで○○してないの?」って言われたら凹む。てぃ先生は「なんで○○の?」は褒める時に使おうと書かれていてなるほどなぁと思いました。 娘が何かできた時に「え〜すごい!なんで○○しようと思ったの?」と聞いてみると恥ずかしがりながらも嬉しそうに答えてくれる姿が見られます。

ご褒美言葉は使わない

「いい子だね」「えらいね」は、ご褒美でおもちゃを買い与えているのと同じ。褒められたいからやる、というモチベーションサイクルになってしまう。 わかっちゃいるけど言ってしまいますね笑。「すごいすごーい!」「天才!」とかすぐ言っちゃう。でも気をつけて行こうと思います。

子育ては新人教育?

こうやって並べてみると、会社の新人教育とほぼ変わらない気がしませんか。 今年の私の育児のテーマは「会社でできていることを家でもやる」なんですけど、相手が大人だとできるのに子供だとできなくなるのはただの怠慢だなぁと改めて感じました。

「鬼がくるよ」「もう知らない!」「いい加減にしなさい!」なんて大人には絶対言わないのに、子供には言ってしまう。

即効性があって急いでいる時に役立つから。でもそれは子供の心を傷つけているだろうし長い目で見て絶対によくないこと...。

もちろん読んだだけでは意味がないし、全てが魔法のように解決するわけではないと思うけど、こう言う声がけの仕方を知っているだけでも違ってきますね。

普段育児書なんて読まないようなお父さんにも勧めやすく読みやすいので夫婦でシェアするのも良いんじゃないかなぁと思います。